―当医院では、最新のOAM(大口式)インプラント方法を採用しています―
ドリルをほとんど使用しないため、腫れや痛みが非常に少ない、簡単なインプラント手術方法です。
OAM(大口式)インプラント方法は、今までのインプラント手術方法とは、全く違った手術方法です。
今までのインプラント手術方法は、治療する側(歯科医師側)から考えられていましたが、OAM(大口式)インプラント システムは、患者様のことを最優先させた両方と言えます。
それまでは、OAM(大口式)インプラント手術方法の解説をする前に今までのインプラント手術方法(一般的な手術方法)について解説します。
通常、インプラントを顎骨内に埋め込むためには、専用のドリルで穴を生成します。インプラントの直径(インプラントの太さ)は、使用するインプラントメーカーにより多少違いますが、3.5〜4.5ミリ程度あります。
当医院でメインに使用しているストローマンインプラント(ITIインプラント)は、頻繁に使用するタイプではその直径は4.1ミリです。
そのため、適切なインプラントを埋入するためには、それ以上(インプラントの太さ以上)の骨の幅が必要になるのです。
具体的には、インプラントの周囲に1ミリ以上の余剰な骨幅が存在することが必要です。
つまり、6ミリ以上は 骨幅が必要だということです。
しかし、多くの病例で6ミリ以上の骨幅が存在するケースは、少ないのです。
骨幅が少ない場合には、骨を増大させるGBR法(骨再生治療法)が必要になります。
この骨増大治療(GBR法)は、骨を増大(再生)できる大きな利点もありますが、大変な面もあります。
大変というのは、手術後の 腫れ や 疼痛 が起こる確率が高いということです。
もちろん、骨吸収が大きく、大幅に骨の増大(再生)を行おうとすれば、それだけ大変になります。
また、骨の再生量には 限界があり、どのような状態でも骨を元通りの状態に回復させることが可能なわけではありません。詳細は、以下をクリック
・GBR法(骨再生療法)の限界
できれば、GBR法(骨再生治療法)を行わない方が楽なことになります。
つまり、今までのインプラント手術方法は、ドリルを使用しインプラントを骨内に埋め込むのです。
ドリルの使用方法ですが、2〜4種類程度の太さがあります。
細いドリルから始め、最終的なインプラントの直径に近いサイズまで 順番にドリルを太くし、穴を開けていくのです。
また、骨幅が狭い場合には、GBR法(骨再生治療法)を行うことが必要になります。
次に最新の OAM(大口式)インプラント システム は、ほとんどドリルを使用しません。
OAM(大口式)インプラントは、ドリルではなく、細いキリのような器具を使用します。
このキリには、刃が付いていないので、骨が削られることはありません。
細いキリのような器具から 少しずつ 太くし、穴を押し広げて拡大します。
一番細い器具(キリ)で、0.5ミリです。
そこから約0.2ミリづつ 器具(キリ)は、太くなります。
最終的に、インプラントを埋め込むことが可能になるまで、16〜20種類の器具(キリ)を使用します。
一般的なインプラントに使用するドリルが2〜4種類なので、いかにOAM(大口式)が少しずつ穴を拡大しているかが分かるかと思います。
ドリルは、骨を削りとり、穴を開けますが、
OAM(大口式)は、骨を削らないため、穴が大きく拡大されるたびに 骨幅が、押し広げられるのです。
骨には弾性があります。
例えば、厚さ3ミリの骨幅があったとします。
この骨の真ん中に 小さい 器具(OAMのキリ)を挿入し、穴を4ミリ程度まで拡大したとします。
計算上は、骨幅は、7ミリまで拡大されることになります。
現実的には、骨の吸収状態は、凸凹していたり、硬さも違うため、全て理論上とは違いますが、
確実に骨幅は、太くなります。
ただし、時間はかかります。
通常、ドリルを使用すれば、骨幅に問題がなければ1本の埋入で5〜10分程度で十分終了しますが、
OAM(大口式)では、16〜20種類の器具(キリ)を使用し、他にも使用する器具がありますので、
大変時間がかかります。
しかし、非常に有効な治療法であることは間違いないことです。
さらにOAM(大口式)インプラント システムを行うと 骨を増大させるようなGBR法を最小限にすることが可能になります。
骨吸収が大きい場合には、OAM(大口式)インプラント システム後に GBR法を行うことがあっても 簡単な処置のみで終了させることができるため、患者様の負担もずいぶんと少なくなってきています。
GBR法は、骨吸収の程度にもよりますが、それなりに大変な治療です。
手術時間が かかれば かかるほど 術後の腫れ 等も大きくなります。
私もインプラント治療を始めた頃から もっと患者様に負担の少ない治療法はないのかと考えていました。
以前のインプラント治療は、骨の吸収がある場合には、骨の移植を積極的に行い、インプラントを埋め込むといった方法が主体であり、治療優先の考えがありました。
もちろん骨吸収がある部位には、インプラントは適切に行えませんので、骨を増大させることは重要なことです。
しかし、骨を増大させることと同程度で患者様の負担を軽減することも重要です。
もちろんOAM(大口式)インプラントで全ての問題が解決できるわけではありませんが、多くの症例で手術にかかわる負担を軽減させるこが可能になります。

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